シッチェス・カタロニア国際映画祭のMidnight X-Treme部門に出品されたホラー。人が感染すると凶暴化する未知のウイルスがまん延した台湾で、決死のサバイバルに挑む人々の姿を描く。メガホンを取るのは、本作が長編デビューとなるロブ・ジャバズ。『運命のマッチアップ』などのベラント・チュウ、ジョニー・ワン、ラン・ウェイホァのほか、レジーナ・レイ、アップル・チェンらが出演する。
謎の感染症“アルヴィン”に対処してきた台湾。感染しても風邪に似た軽い症状しか現れないことからアルヴィンに対する警戒心が緩んでいたが、突如ウイルスが変異する。感染者たちは凶暴性を増大させ、罪悪感を抱きながらも殺人や拷問といった残虐な行為を行い始める。こういった状況の中でジュンジョーとカイティンの二人は離れ離れになる。感染者の群れから逃れて病院に立て籠もるカイティンからの連絡を受け取ったジュンジョーは、たった一人で彼女の救出に向かう。
タイトル | 哭悲/The Sadness |
原題 | THE SADNESS |
上映時間 | 100分 |
製作国 | 台湾 |
製作年度 | 2021年 |
公開日 | 2022年7月1日公開 |
監督 | ロブ・ジャバズ |
出演者 | レジーナ・レイ、チュウ・シュアンヤン、ツー・チアン・ワング、Ralf Chiu、ラン・ウェイホア |
あらすじ
謎の感染症に長い間対処し続けてきた台湾。専門家たちに“アルヴィン”と名付けられたそのウイルスは、風邪のような軽微な症状しか伴わず、不自由な生活に不満を持つ人々の警戒はいつしか解けてしまっていた。ある日、ウイルスが突然変異し、人の脳に作用して凶暴性を助長する疫病が発生。感染者たちは罪悪感に涙を流しながらも、衝動を抑えられず思いつく限りの残虐な行為を行うようになり、街は殺人と拷問で溢れかえってしまう。そんな暴力に支配された世界で離ればなれとなり、生きて再会を果たそうとする男女の姿があった。感染者の殺意から辛うじて逃れ、数少ない生き残りと病院に立て籠もるカイティン。彼女からの連絡を受け取ったジュンジョーは、独りで狂気の街を彷徨い始める。