紙の月

上映日:2014年11月15日製作国:日本上映時間:126分ジャンル:サスペンスドラマ

あらすじ
1994年。梅澤梨花は、子どもには恵まれなかったものの夫と穏やかな日々を送り、契約社員として働く「わかば銀行」でも、丁寧な仕事ぶりで上司の井上から高い評価を得ていた。一見、何不自由のない生活を送っている梨花だが、自分への関心が薄く、鈍感なところのある夫との間には空虚感が漂い始めていた。ある日、外回りの帰り道にふと立ち寄った、ショッピングセンターの化粧品売り場。支払い時にカードもなく、現金が足りないことに気づいた梨花が手を付けたのは、顧客からの預かり金の内の1万円。銀行に戻る前に、すぐに自分の銀行口座から1万円を引き出して袋の中に戻したが、これがすべての始まりだった…。梨花の感覚と日常が少しずつ歪み、暴走をし始める—。疑いの目を向けられ、追い詰められた梨花が取った行動とは?そしてその先に彼女が見たものとは……。

バブルがはじけて間もない1994年、銀行の契約社員として働く平凡な主婦・梅澤梨花(宮沢りえ)は綿密な仕事への取り組みや周囲への気配りが好意的に評価され、上司や顧客から信頼されるようになる。一方、自分に関心のない夫との関係にむなしさを抱く中、年下の大学生・光太と出会い不倫関係に陥っていく。彼と逢瀬を重ねていくうちに金銭感覚がまひしてしまった梨花は、顧客の預金を使い始めてしまい……。

解説: 銀行勤めの平凡な主婦が引き起こした大金横領事件のてん末を描いた、『八日目の蝉』の原作などで知られる直木賞作家・角田光代の長編小説を映画化。まっとうな人生を歩んでいた主婦が若い男性との出会いをきっかけに運命を狂わせ、矛盾と葛藤を抱えながら犯罪に手を染めていく。監督は、『桐島、部活やめるってよ』などの吉田大八。年下の恋人との快楽におぼれ転落していくヒロインの心の闇を、宮沢りえが体現する。

タイトル 紙の月
上映時間 126分
製作国 日本
製作年度 2014年
公開日 2014年11月15日公開
ジャンル ドラマミステリー

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