侠客探偵 簡不知(かんふち)

侠客探偵 簡不知(かんふち)

江湖に突如現れた殺人鬼・王画を倒すべく、侠客たちが神機谷に集結した。死闘の末、神機谷の谷主・簡尽歓は王画と共に命を落とす。簡尽歓の息子・簡不知は頭部を負傷し記憶を失う。王画の死で江湖に平穏が戻ったかにみえたが、実は王画の亡骸は発見されておらず、真相は闇に埋もれたままだった。8年後、簡不知は戦いの真実を探る旅に出る。戦いの生存者に会うため寒月山荘へ向かう道中、食堂で居合わせた趙我還と知り合い、意気投合する。

達人が武芸大会に集まった寒月山荘で、客の1人・阿傑が殺された。死体は祠堂の大荘主像の前にひざまずいた姿で発見され、額には、恨みを抱いて死んだ者に代わって復讐を果たす亡霊だという「関門無常」の札が。犯行時の不在を証明できる者は誰もおらず、疑心暗鬼にかられた者たちが、十殺門の刺客・展十七の犯行と決めつけて襲いかかる。簡不知は展十七をかばい、2日以内に真相を解明できなければ命を差し出すと宣言する。

簡不知の部屋を展十七が訪れ、命を狙う刺客に用心するよう告げる。まさにその時、人影に気づいた展十七が部屋を飛び出し、怪しい人物を追い払う。負傷した展十七を手当てした簡不知は、その肩の古傷に気づく。それは暗殺組織・十殺門から逃亡した際、追っ手に切られた傷だった。その夜、簡不知は寒月山荘の客たちを前に、神機谷の戦いで記憶を失ったいきさつや、王画の死に疑念を抱く理由を語る。翌朝、寒月山荘で新たな事件が起こる。

裏山の花園で死んでいたはずの山荘の一番弟子・華遠が、祠堂でまたしてもひざまずいた死体となって発見された。額にやはり「関門無常」の札が貼られ、指は芝居の所作「蘭花指」の形に硬直していた。謎は、外側だけが湿った華遠の衣と、死体を担いでは渡れないはずの橋。簡不知は山荘の全員を足止めするが、屍使いの沈麟に蠱毒を飲まされ、夜までに事件を解決しなければ、虫が臓腑を食い荒らし始める体に。

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