風、薫る 第1話
明治15年、栃木県那須地域の村で一ノ瀬りん(見上愛)は母・美津(水野美紀)、妹・安(早坂美海)、そして、元家老の父・信右衛門(北村一輝)とつましいながらも幸せな日々を送っていた。一方、東京では、身寄りがない大家直美(上坂樹里)がマッチ工場で働きながら、なんとか日々の暮らしを立てていた。ある日、りんのもとに縁談が舞い込む。相手は東京で暮らす元旗本の長男で、時計屋を営む23歳。条件は申し分ないが乗り気ではないりんに対し、「その縁談、私がお受けしてはいけませんか?私ももう15でございます」と申し出る安。りんが「もしかして私の身代わりに?」と尋ねると、安は「そんなわけ(笑)。東京の裕福な商家に嫁げるなんて、めったにない話だもの。立派な“上がり”!」と笑顔を見せた。
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