ミステリー・セレクション・楽園のライオン
井上たつえ（市原悦子）は、正義感の強い社会派ジャーナリスト。仕事に厳しいたつえは、かつて編集者たちからはライオンと呼ばれ恐れられていた。だが今は、仕事を干され、アパートの家賃も滞りがちだ。そんな折、集団自殺事件が起こった。その中には、たつえの隣人で失業中の中村純一も含まれていた。中村は息子と2人暮し。妻に逃げられ落ち込んではいたが、たつえには彼が自ら命を断つとは思えなかった。しかも初対面のホステス2人と一緒に死んだと聞き、たつえの取材心に火がついた。たつえは古本屋の主人・浪花春夫（本田博太郎）を助手に使い独自の調査を開始する。
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