古畑任三郎3 第7話
ちょっとルーズな性格の女流棋士・小田嶋さくら(田中美佐子)は、潔癖症で几帳面な夫の棋士・佐吉(小日向文世)の嫌味と小言にウンザリする毎日を送っていた。さくらが唯一、外界の空気を吸い解放感を味わえるテレビ囲碁教室の打ち合わせを夜に控えたある日、佐吉が突然、「夕飯は一緒にとる、そんな番組辞めろ。私が断りの電話をかける」と言い出した。さくらは殺意を抱いた。テレビ局に電話をかけようとする夫を背後から殴り殺してしまう。 さくらは、アリバイ工作を始める。打ち合わせに出かけ、その間の犯罪であるかのように偽装しようというのだ。佐吉が作ったよう見せるために夕食を作り、佐吉から携帯電話がかかったように周囲に思わせるため、携帯タイマーを操作した。死体は帰宅した自分が発見する。細工は完全のはずだった。 さくらは死体を“見つけ”110番。予想通り、警察は物盗りの線で捜査…
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