魔法使いの約束 第10話
第10話 魔法使いの約束「ひとりぼっちで歩いていける」北の魔法使い・オーエンが、ニコラスの飛び降り事件に関わっているかもしれない。その疑惑を皮切りに、人間たちの魔法使いに対する疑念が膨らみ、魔法使いたちは追われるようにして城を発つことに。憎しみを向けられたことは、特に若い魔法使いたちには応えたようで、まとまりかけた心はバラバラに。中には、やはり魔法舎を離れ、“大いなる厄災”までは各々別に過ごしたいという者までが出てくる。理解する者、引き止める者、それぞれのこれまでの生き方に思いをはせながら、晶はあることを決意する。