ミステリー・セレクション・占い師みすず 事件は運命の彼方に2
丸山みすず(岡江久美子)は今、銀座で人気の占い師。素性を隠し、マダム・ベルと名乗るみすずの前にはいつも行列ができていた。といっても、このことを知っているのは刑事の夫・章太郎(内藤剛志)だけで、占いが嫌いで口うるさい姑の千景(朝丘雪路)には内緒だ。そんなある夜、一人の男がみすずの前にやって来て、殺人をほのめかした。人殺しがうまくいくかどうか占って欲しいというその男は、みすずの同級生・中村克典(柳沢慎吾)だった。心配になったみすずは章太郎に相談するが、まったく相手にされない。しかしその直後、中村が殺すと宣言していた高橋雄一(金井茂)という男が本当に殺害された。高橋は犯罪歴も多く、女性関係にもルーズだった。誰から怨みを持たれても不思議ではない。中村は犯行を否認したが、章太郎は事件当日高橋のマンションを訪ねていた中村を真犯人だと確信していた。その中村は当夜、事件現場で変わったパワーストーンのブレスレットをした女性を目撃したと証言した。
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