桃源暗鬼 第10話
第10話 桃源暗鬼「鬼神の子」京都で鬼と桃太郎の激戦が繰り広げられる中、東京の桃太郎機関本部には五月雨が姿を見せる。五月雨は21部隊隊長・桃巌深夜の挑発を受け流し、“鬼神の子”の1人である四季は自分が殺すと断言する。一方、唾切の目的も鬼神の子である四季の確保であった。研究目的で生きたまま四季を捕らえたい唾切は、四季を徹底的に痛めつける。さらに血を使い切って倒れ伏す四季の眼前で、芽衣を殺そうとする。芽衣は自分を守ろうとした両親の死すら嘲笑される。絶望の底に落とされた彼女に、四季の叫びが届く。四季は血も力も尽き果てた体で、守る力が欲しいと強く望んだ次の瞬間、四季の全身が巨大な炎に包まれる。それは炎の鬼神“炎鬼”の力だった。