公開日:2021年04月23日製作国:日本再生時間:27分ジャンル:オムニバス
あらすじ
東京と神奈川の境界線を流れていく⽔が東京湾に注ぎ込み、⼤きな空が広がる多摩川。 ⾃然豊かな川辺のそばを、スポーツを楽しむ人たちや、肩を寄せる恋人たち、歌の練習をする学⽣たち、⾃転⾞を⾛らせる人などが、思い思いに⾏き交っている。そんな川沿いで日々を過ごす人々の 2020年コロナ禍の春。 勤めていた会社を退職した妃登美(夏帆)は、思い出の味を頼りに亡き祖父が営んでいた食堂を再開させるが、2020年春、客足は激減。店をたたもうかと考えていると、ひとりの男性客・光⽣(斎藤工)が頻繁に来店し、祖父の代に人気メニューだった「あんかけレバニラ」と瓶ビールを注文するようになる。 「実家に帰れない、寮で暮らす⼤学⽣」「マッチングアプリで出会った年の離れた男⼥」「ウーバーイーツでバイトをする娘と父親」「在宅勤務で24時間顔を突き合わせることになる夫婦」「最後の合唱コンクールが中止になった高校⽣」多摩川沿いで⽣きる人々の日常…。 2021年、晩秋。高校の教師である光⽣(斎藤工)は、多摩川の河川敷で合唱部のコンサートを開催する。歌声が、川の流れに運ばれていく。その清らかな歌声を聴きながら、光⽣が⾒つけたことは――。