女子高生の殺し屋・ちさと(高石あかり)とまひろ(伊澤彩織)は、高校卒業後は普通の社会人として生活することになり戸惑っていた。組織から委託される人殺し以外の経験がない二人は、公共料金の支払いといった日常生活における知識がなく、慣れない社会人生活に苦戦する。さらに組織からルームシェアを命じられると、コミュニケーションに難があるまひろはアルバイトをこなすちさとに嫉妬し、二人の仲は悪化。一方殺し屋稼業では、ヤクザとのトラブルに巻き込まれてしまう。
女子高生の殺し屋コンビの青春を描いたバイオレンスアクション。人殺しの方法しか知らない二人が、高校卒業を機に一般社会になじもうと悪戦苦闘する。監督・脚本・編集を『ハングマンズ・ノット』などの阪元裕吾、アクション監督を『THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦』などの園村健介が担当。阪元監督作『ある用務員』に出演した高石あかりとスタントパフォーマーの伊澤彩織が主演を務めるほか、三元雅芸、秋谷百音、うえきやサトシらが出演する。
原題:ベイビーわるきゅーれ
製作年度:2021年
製作国:日本
監督:阪元裕吾
出演:髙石あかり、伊澤彩織、三元雅芸、秋谷百音、うえきやサトシ、福島雪菜、本宮泰風、水石亜飛夢、辻凪子、飛永翼
あらすじ
女子高生殺し屋2人組のちさととまひろは、高校卒業を前に途方に暮れていた・・・。明日から“オモテの顔”としての“社会人”をしなければならない。組織に委託された人殺し以外、何もしてこなかった彼女たち。突然社会に適合しなければならなくなり、公共料金の支払い、年金、税金、バイトなど社会の公的業務や人間関係や理不尽に日々を揉まれていく。さらに2人は組織からルームシェアを命じられ、コミュ障のまひろは、バイトもそつなくこなすちさとに嫉妬し、2人の仲も徐々に険悪に。そんな中でも殺し屋の仕事は忙しく、さらにはヤクザから恨みを買って面倒なことに巻き込まれちゃってさあ大変。そんな日々を送る2人が、「ああ大人になるって、こういうことなのかなあ」とか思ったり、思わなかったりする、成長したり、成長しなかったりする物語である。