ミステリー・セレクション おばさん会長・紫の犯罪清掃日記8
熊谷コンツェルンの会長・熊谷紫(中村玉緒)と花巻奈々子(さとう珠緒)は、ある総合病院で清掃員として働いている。この病院には、2人と知り合いの警備員・工藤俊樹(山下真司)も勤めていた。紫は病院の同僚医師・山崎綾香(小沢真珠)と桜井公彦(竹財輝之助)の婚約に喜んだり、認知症の妻・静江(高田敏江)を支える献身的な夫・徳永清太郎(山本學)の姿に感心したりして日々を過ごしていた。あるとき、わがままな行動や暴言で知られる患者の平沢泰造(長江英和)がナイフで刺殺された。凶器と一緒に紫のタオルが発見されたため、警察は紫を取り調べる。その嫌疑を晴らすため、奈々子と工藤は密かに調査を始める。平沢の妻・明穂(遠野舞子)と病院の副院長・黒川秀樹(鈴木綜馬)の仲が怪しいとにらんだ奈々子は黒川から事情を聞こうとする。だがその矢先、自室で何者かに襲われて意識不明の重症を負ってしまう。そして、黒川も刺殺死体となって発見された。疑いの晴れた紫は、御乃木社長(梅宮辰夫)の協力を得て、工藤とともに事件の解明に乗り出す。すると、最初の被害者・平沢が、数十年前に起きたある詐欺事件に深く関わっていたことが判明。そんな中、綾香が一方的に婚約を破棄すると言い出す。
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