ミステリー・セレクション・医師・円城寺修 杜の都の死刑囚1
円城寺修(渡瀬)は仙台市にある県立病院勤務のかたわら、刑務所で服役中の囚人の診察と治療を行っている。囚人たちの中には労役をさぼろうと仮病を使う不心得者もおり、気の抜けない勤務である。円城寺には20歳年下の妻・貴子(水野真紀)と小学生の娘・美織(相原綺羅)がいる。ある日、フリージャーナリスト・岩本昌彦(金山一彦)が石段から転げ落ちて病院に緊急搬送されたが、治療の甲斐なく死んだ。警察は殺人事件の疑いを抱き捜査を開始する。岩本は、23年前に起きたホステス殺害放火事件について調べており、事件の関係者を恐喝していたことが判明する。一方、円城寺は肝臓を患う服役中の死刑囚・本橋宗男(ベンガル)から、「治療をせずに、病気で死なせてほしい」と訴えられる。実はその死刑囚が23年前の放火殺人事件の犯人だと知り、円城寺は疑問を持った。
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