サスペンス名作選 監察医室生亜季子「歩き出した白骨死体」
病気の主婦が殺人犯か。開業医と警察医の二足のわらじをはく女医の犯罪捜査物語。埼玉県内で廃車ごと灯油で焼かれた黒こげの焼死体が発見された。新米の監察医・室生亜季子(浜木綿子)の所見によれば、年齢は40歳ぐらい。ほかに身長、血液型がわかった。該当する人物が2人いる。主婦・北川雅代(柏木由紀子)の話では、夫の秀夫(五野上力)がバクチの借金がもとで2年前から失跡中。スナックママ・清水久子(鈴鹿景子)も、失跡中の夫・仁(横沢祐一)ではないか、と警察にきた。2人の失跡者は、ともに生命保険に加入してもいた。現場に残されたカバンから、死体は仁が焼身自殺したものとみなされ、久子には保険金が支払われることになったが。 ①清水仁(焼死・アル中で10日前から「自殺する」といって行方不明)→旋盤工 天野信明 ②北川秀夫(白骨遺体・2年前に蒸発) ③清水久子(扼殺・スナックママ ①仁の妻)
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